無性に○○が食べたい理由とは?体が欲している栄養素と正しい対処法
2025年07月29日
それ、本当に「食べたい」だけ?
無性に○○が食べたいときに体が発しているサイン
こんにちは、たちばな堂の古井戸です。
突然、「甘いものが無性に食べたい」
「脂っこいものをガツンと食べたい」
そんな気持ちになること、ありませんか?
単なる“気分”や“ストレス”と思いがちですが、実はこれ、身体からの栄養サインであることが多いのです。
今回は、「○○が食べたい!」と感じるときに、体が本当に必要としている栄養素と、その補い方をご紹介します。
甘いものが欲しくてたまらないとき
それは、エネルギー不足のサインかもしれません。
本来エネルギー源になるのは、糖質・たんぱく質・脂質。
その中でも、糖質は即効性があるため、脳が「手っ取り早く元気になりたい!」と信号を出すことがあるのです。
ですが、甘いものばかりに頼ると血糖値が乱高下し、逆に疲れやすくなったり太りやすくなったりするので注意が必要です。
👉おすすめは たんぱく質 の補給。
血糖値を急激に上げずにエネルギーを補えるうえ、筋肉やホルモンの材料にもなります。
《おすすめ食材》
肉・魚・卵・納豆・豆腐・チーズ・ヨーグルト・プロテインバーなど。
チョコレートばかり欲しくなるとき
それ、マグネシウム不足かもしれません。
マグネシウムは、体内の代謝や神経伝達、筋肉の働きにも関わる大切なミネラル。
不足すると疲労感やイライラが出やすく、甘いチョコで一時的に和らげようとしてしまいます。
👉まずは食事でしっかり補いましょう。
《おすすめ食材》
ほうれん草、納豆、豆腐、ひじき、昆布、ナッツ類など。
しょっぱいものがやたら恋しいとき
その欲求は、ミネラル不足のサインかも。
汗をかいた後などは、体からナトリウムやカリウムなどのミネラルが失われます。
その結果、体が「塩気がほしい」と訴えてくるのです。
ですがスナックやカップラーメンでは、かえってミネラルバランスが崩れてしまいます。
👉自然な食材から補いましょう。
《おすすめ食材》
わかめ、煮干し、魚介類、大豆製品、乳製品(カルシウム)など。
脂っこいものをがっつり食べたくなるとき
それは、カリウムが足りていないサインかもしれません。
カリウムは体内の水分バランスや排出機能に関与するミネラル。
不足すると体に水が溜まりやすくなり、体が「もっとエネルギーを!」と脂を欲してしまうことがあります。
👉揚げ物ではなく、野菜と果物でバランスを整えて。
《おすすめ食材》
枝豆、ほうれん草、にんじん、ブロッコリー、バナナ、キウイなど。
酸っぱいものが食べたいとき
それは、疲労回復を求めているとき。
クエン酸やビタミンB群が不足していると、エネルギー代謝がうまくいかず、体に乳酸が溜まりやすくなります。
すると、自然と「酸っぱいもの=クエン酸」に手が伸びるんですね。
《おすすめ食材》
梅干し、酢、レモン、みかんなどの柑橘類。
あわせてビタミンB群(豚肉、玄米、アーモンド、納豆)も補給するとベストです。
辛いものが無性に食べたくなるとき
これは、ストレスサインであることが多いです。
辛さの刺激によって“エンドルフィン”という快楽ホルモンが分泌され、一時的な爽快感が得られます。
ただし、クセになってエスカレートしがちなので注意。
👉ストレスの根本に目を向けることが第一。
運動、入浴、睡眠などでリセットを心がけましょう。
氷をガリガリ食べたくなるとき
実はこれ、**鉄分不足(鉄欠乏性貧血)**の可能性があります。
鉄分が不足すると、自律神経の働きが乱れ、体温調節がうまくいかなくなることも。
結果として「冷たい氷で口の中を冷やしたい」と感じるのです。
《おすすめ食材》
レバー、赤身の肉、マグロ、カツオなど。
植物性の鉄は吸収率が低めなので、できれば動物性から摂るのがおすすめです。
まとめ|体の声をきいて、賢く食欲と向き合う
食べたいと感じたものが、実は体の“別の不足”をカバーしようとしていた――そんなケースは意外と多いものです。
なんとなく手が伸びたそのお菓子やジャンクフード。
もしかしたら、もっと必要な栄養を求めている体からのサインかもしれません。
食欲を「悪者」にせず、上手に読み解いて、
より元気に、より健やかに日々を過ごせるといいですね。
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