夏バテに!薬膳から見たとうもろこしの健康効果|前橋たちばな堂

2026年08月4日

夏バテ対策におすすめ!薬膳から見た「とうもろこし」の意外なチカラ

こんにちは、たちばな堂の古井戸です。

夏になると、スーパーや直売所で美味しそうなとうもろこしを見かけるようになりますね。

甘くて美味しい夏の定番ですが、実は東洋医学(薬膳)の世界でも、とうもろこしは夏におすすめの食材とされています。

「旬のものを食べる」には理由があります

東洋医学には、「旬の食べ物を食べる」という考え方があります。

基本的に、暑い季節に旬を迎える食べ物には、体の余分な熱を冷ましたり、水分代謝を助けたりする働きがあると考えられています。

一方で、寒い季節に旬を迎える食べ物には、体を温めたり、エネルギーを蓄えたりする働きがあるとされています。

もちろん、すべての食材がきれいに当てはまるわけではありませんが、昔の人は季節に合った食材を上手に取り入れながら、その時期を元気に過ごす知恵を育んできました。

とうもろこしは「平(へい)」という性質

東洋医学では、食べ物にもそれぞれ性質があると考えられています。

とうもろこしは「平(へい)」という性質に分類され、体を温め過ぎることも、冷やし過ぎることもない、とても穏やかな食材です。

夏は暑いからといって、冷たい飲み物やアイスなどで体を冷やし過ぎると、胃腸の働きまで弱ってしまうことがあります。

その点、とうもろこしは余分な熱や水分には配慮しながらも、体を必要以上に冷やさないため、夏にも取り入れやすい食材と言われています。

夏バテにもおすすめ

東洋医学では、夏バテは暑さや湿気によって胃腸の働きが低下し、水分代謝が乱れることで起こると考えられています。

そのため、

  • 食欲がない
  • 体が重だるい
  • むくみやすい
  • 疲れが抜けない

といった症状が現れやすくなります。

とうもろこしには、胃腸の働きを助けて元気を補い、余分な水分を排出しやすくする働きがあると考えられているため、夏バテ対策にもぴったりです。

実は「ひげ」も生薬です

とうもろこしのひげは捨ててしまう方も多いと思います。

しかし漢方では、このひげを**「南蛮毛(なんばんもう)」**という生薬として利用してきました。

利尿作用があるとされ、現在でも「コーン茶」や「ひげ茶」として親しまれています。

昔の人は、実だけでなく、ひげまで無駄なく活用していたんですね。

豚肉や枝豆との相性も◎

薬膳では、とうもろこしは豚肉や枝豆とも相性が良いとされています。

豚肉は夏の疲労回復を助け、枝豆も胃腸の働きをサポートしてくれる食材です。

以前ご紹介した「豚肉とトマト・枝豆の冷しゃぶ」も、夏にはおすすめの組み合わせと言えるでしょう。

ただし、どんなに体に良い食べ物でも、食べ過ぎは胃腸の負担になります。

以前の記事でもお話ししたように、疲れている時ほど「腹八分目」を意識することも大切です。

最後に

「旬のものを食べる。」

昔から当たり前のように言われてきた言葉ですが、その背景には季節に合わせて体を整える知恵がありました。

もちろん、とうもろこしを食べれば夏バテにならないというわけではありません。

十分な睡眠をとること。

無理をし過ぎないこと。

そして、旬の食材を美味しく楽しむこと。

そんな毎日の積み重ねが、元気に夏を過ごす秘訣なのかもしれませんね。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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夏バテは無理に食べない方がいい?回復食事のポイント|たちばな堂

2026年07月31日

夏バテの時は「しっかり食べる」が正解?

このたびの熊本県を中心とした地震により、お亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみ申し上げますとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

被災地の一日も早い復旧と、皆様が安心して日常を取り戻せますことを心よりお祈り申し上げます。

 

こんにちは、たちばな堂の古井戸です。

この時期になると、「夏バテ予防にはしっかり食べましょう!」という言葉をよく耳にします。

もちろん、栄養を摂ることは大切です。

でも、たちばな堂では少し違う視点で考えています。

食欲がないのは体からのサイン

暑さで食欲がない…。

そんな経験はありませんか?

「体力をつけるために、頑張って食べなきゃ!」

そう思って無理をしてしまう方も少なくありません。

でも、食欲が落ちているということは、体が「今は休ませてほしい」とサインを出している状態なのかもしれません。

食べることにもエネルギーが必要です

私たちは、食べたものを消化・吸収し、栄養として利用しています。

実は、この消化・吸収には想像以上に多くのエネルギーが使われています。

つまり、疲れている体にとっては、「食べること」そのものが仕事なんです。

だから、食欲がない時に無理をして満腹まで食べることが、かえって回復を遅らせてしまうこともあります。

大切なのは「しっかり食べる」より「しっかり回復する」こと

たちばな堂では、疲れている時ほど、

腹八分目。

場合によっては腹六〜七分目くらいでも十分だと考えています。

もちろん、必要な栄養は摂ることが大切です。

でも、「しっかり食べる」とは、お腹いっぱい食べることではありません。

その時の体が受け入れられる量を、美味しくいただくこと。

そして何よりも大切なのは、しっかり眠ることです。

睡眠中は、自律神経やホルモンの働きによって、体のメンテナンスが行われます。

まずはしっかり休養を取り、体力が戻ってきたら食欲も自然と戻ってきます。

その流れを大切にしたいですね。

食欲が戻ってきたらおすすめの一品

食欲が戻ってきたら、回復をサポートしてくれる食材を取り入れてみましょう。

今回おすすめしたいのが、

**「豚肉とトマト・枝豆の冷しゃぶ 梅酢ポン酢がけ」**です。

材料(2人分)
  • 豚しゃぶしゃぶ用肉(ロースまたはバラ)150〜200g
  • トマト 1個
  • 枝豆 約50g(さやから出したもの)

【梅酢ポン酢】

  • 梅干し 2個
  • 酢 大さじ1
  • ポン酢しょうゆ 大さじ1.5
  • ごま油(またはオリーブオイル)小さじ1
  • 砂糖またはみりん 小さじ1/2〜1
作り方

梅干しを叩いて調味料と混ぜ、梅酢ポン酢を作ります。

トマトは食べやすい大きさに切り、枝豆を準備します。

お湯はグラグラ沸騰させず、80℃くらいを保ちます。

豚肉を1枚ずつサッとくぐらせ、色が変わったらすぐに引き上げます。

氷水には入れず、ザルなどで自然に冷ますと、旨味が逃げず柔らかく仕上がります。

器に豚肉、トマト、枝豆を盛り付け、冷やした梅酢ポン酢をかければ完成です。

このレシピがおすすめな理由

豚肉には、糖質をエネルギーに変える働きを助けるビタミンB1が豊富です。

枝豆にはビタミンB1に加え、たんぱく質やオルニチンも含まれています。

梅干しとお酢の酸味は食欲が落ちやすい夏でも食べやすく、トマトには水分やカリウム、リコピンなど夏にうれしい栄養素が含まれています。

さっぱり食べられるので、ご飯のおかずにはもちろん、冷やしうどんの具材としてもおすすめです。

最後に

健康というと、「何を食べるか」に目が向きがちです。

もちろん食事は大切ですが、それ以上に大切なのは、体が回復できる状態であること

食欲がない時は無理をせず、まずはしっかり休む。

そして、体が「食べたい」と感じた時に、消化の良いものを腹八分目くらいで美味しくいただく。

そんな積み重ねが、本来の回復力を支えてくれます。

今年の夏も、無理をせず、ご自身の体の声を大切にしながらお過ごしくださいね。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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土用の丑の日にうなぎを食べる由来とは?|前橋たちばな堂

2026年07月19日

土用の丑の日にうなぎを食べるのはなぜ?|実は夏バテ対策の知恵だった

こんにちは、たちばな堂の古井戸です。

今年も土用の丑の季節がやってきました。

この日になると、スーパーやテレビでも「うなぎ」の話題で持ちきりになりますね。

でも、

「どうして土用の丑の日にうなぎを食べるの?」

と聞かれると、意外と知らない方も多いのではないでしょうか。

本来は「う」の付く食べ物なら何でも良かった?

実は昔から、

「土用の丑の日には『う』の付く食べ物を食べると夏負けしない」

という言い伝えがありました。

例えば、

  • うどん
  • 梅干し
  • 瓜(うり)
  • 牛肉(うし)

なども「う」の付く食べ物です。

つまり、本来はうなぎだけではなかったんですね。

「うなぎ」を広めたのは平賀源内?

では、なぜ「土用の丑の日=うなぎ」になったのでしょうか。

そのきっかけを作った人物として有名なのが、江戸時代の発明家・平賀源内です。

夏になるとうなぎが売れず困っていたうなぎ屋さんから相談を受け、

「本日、土用丑の日」

という張り紙を出すことを提案したところ、大繁盛したと言われています。

真偽は諸説ありますが、今で言えば経営コンサルタントのような存在だったのかもしれませんね。

うなぎは栄養たっぷり

もちろん、うなぎが夏バテ対策に向いていると言われるのにも理由があります。

代表的な栄養素としては、

  • ビタミンA
  • ビタミンB群(特にB1・B2)
  • ビタミンD
  • ビタミンE
  • DHA・EPA
  • 良質なたんぱく質

などが豊富に含まれています。

疲労回復や、体力維持をサポートしてくれる栄養がたくさん詰まっています。

実は旬は冬?

「夏の食べ物」というイメージが強いうなぎですが、

実は天然うなぎは秋から冬にかけて脂がのって一番おいしいと言われています。

つまり、土用の丑の日に食べるようになったのは、「旬だから」ではなく、昔の知恵や商売の工夫から広まった文化なんですね。

それでも食べたくなる理由

とはいえ……

炭火で焼いて、

あの甘辛いタレの香りが漂ってくると、

「今日はうなぎにしようかな。」

という気持ちになりますよね(笑)

食欲が落ちやすいこの時期だからこそ、「食べたい」と思えることも大切なのかもしれません。

最後に

毎日続く暑さで、体は思っている以上に疲れています。

うなぎに限らず、しっかり食べて、しっかり眠ること。

そして、疲れをため込みすぎないこと。

今年の夏も、元気に乗り切っていきましょう。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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