大寒と土用の養生|季節の変わり目に体調を崩しやすい理由とは?

2026年01月20日

大寒と冬の土用の時期は、無理をしない養生を

大寒とは?

たちばな堂の古井戸です。

1月下旬は、二十四節気でいう「大寒(だいかん)」。

一年の中で、もっとも寒さが厳しくなる時期です。

寒さが強くなると、

身体は無意識に力を入れて守ろうとします。

その結果、

肩こり・腰痛・冷え・眠りの浅さなどが

表に出やすくなります。

さらに重なる「冬の土用」の期間

この時期は、

**年に4回ある「土用」**の期間とも重なります。

今冬の土用は

1月17日〜2月3日まで。

今年(2026年)の立春は2月4日のため、

冬の土用は、まさに寒さの底にあたる時期です。

土用は、

季節の変わり目にあたる調整期間

身体も次の季節に向かう準備をしているため、

負担がかかりやすく、

不調が出やすいタイミングでもあります。

冷えは、身体を固めます

寒さが続くと、

・筋肉がこわばる

・血流が落ちる

・呼吸が浅くなる

といった反応が起こります。

冷えは、

ただ寒いだけでなく、

身体を緊張させ、回復力を使いにくくする刺激

でもあります。

大寒・土用の時期の養生ポイント

この時期に大切なのは、

何か特別なことを頑張ることではありません。

・身体を冷やさない

・食べ過ぎない

・よく噛んで食べる

・早めに休む

といった、

基本を丁寧にすることが何よりの養生です。

土用は季節のバトンタッチ期間

土用は、

次の季節へ向かうためのバトンタッチ期間であり、

身体にとっての準備期間でもあります。

それぞれの季節の特徴がいちばん強く現れながら、

同時に、次の季節の気配を感じ始める時期でもあります。

たとえば、

夏の土用は、

暑さのピークを迎えながら、

少しずつ涼しさへの対応が始まる時期。

冬の土用は、

寒さが深まる一方で、

身体は次の「暖かさ」へ向かう準備を始めています。

つまり土用は、

今の季節に耐えながら、

次の季節に適応するための切り替え期間なのです。

この時期は、

身体も心も負担がかかりやすいため、

無理をせず、整える意識がとても大切になります。

温めればいい、わけでもありません

「冷えたら温めればいい」と思いがちですが、

実は、温めること自体も刺激になります。

元気なときには心地よい刺激でも、

疲れているときには、

かえってくたびれてしまうこともあります。

大寒と土用が重なるこの時期は、

温めすぎず、動きすぎず、

静かに整える
ことがポイントです。

身体の声が出やすい時期

大寒・土用の時期は、

「なんとなく調子が悪い」

「疲れが抜けない」

「違和感が気になる」

そんな感覚が出やすくなります。

それは、

身体が弱っているというより、

調整しようとしているサインかもしれません。

まとめ

一年で最も寒さが厳しく、

季節の切り替わりでもあるこの時期。

無理に頑張るよりも、

ペースを落として身体をいたわることが、

結果的に回復につながります。

大寒と冬の土用を、

ご自身の身体と向き合う

良いタイミングとして過ごしてみてくださいね。

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2年間続いた顎関節の痛みの症例|腎臓と身体の歪みから考える

2026年01月15日

2年間続いていた顎関節の痛みの症例~Iさん(30代女性)~

たちばな堂の古井戸です。

今回は、2年間続いていた顎関節の痛みで来院された

**Iさん(30代女性)**の症例をご紹介します。

 

来院のきっかけ

Iさんの主訴は、顎関節の痛みでした。

・起きている間は常に痛む

・楽な時間がほとんどない

という状態が、約2年間続いていたそうです。

「今度こそ、徹底的に治したい」

そんな強い思いを持って来院されました。

 

これまでの経過

これまでに、

・鍼灸院を2か所

・歯科医院を2か所(マウスピース作成)

と、できることは一通り試されてきましたが、

はっきりとした改善は見られなかったとのこと。

あまりにも症状が変わらないため、

「これ以上変わらなければ、心療内科を紹介します」

と言われたこともあったそうです。

 

顎関節の痛みを別の視点で見てみると

顎関節症というと、

噛み合わせや歯の問題として考えられることが多いのですが、

内臓体壁反射の視点で見ると、

顎関節は「腎臓」との関係が深い部位でもあります。

腎臓は、

代表的なインナーマッスルである**「腸腰筋」**と関係するため、

身体の歪みをもっとも作り出しやすい臓器の一つです。

その腎臓の働きが落ちてくる背景には、

必ず免疫力・生命力の低下があります。

Iさんの場合も、

顎だけの問題というより、

身体全体の回復力が落ち、

力が抜けにくい状態が続いていた印象でした。

 

初診時に感じた身体の状態

初診時は、

・全身の緊張が非常に強い

・呼吸が浅く、身体が休まらない

といった状態でした。

顎関節だけを調整しても、

なかなか変化が出にくい状態だったと感じています。

 

施術後の変化

当院で施術を受けたあと、

Iさんは、

「今までにない軽さです」

と話してくださいました。

2年間、常に痛みを感じていた中で、

この「軽さ」は、

ご本人にとっても大きな変化だったようです。

顎を無理にどうこうするというよりも、

免疫力・生命力が働きやすい状態を整えた結果として、

顎への負担が軽くなった


という印象でした。

 

今回の症例から

長期間続く顎関節の痛みは、

・顎そのものの問題

・噛み合わせの問題

・精神的なもの

と片付けられてしまうこともあります。

しかし実際には、

身体の回復力の低下が、

結果として顎関節に出ている


ケースもあります。

 

まとめ

2年間続いていた症状でも、

身体の状態が変わることで、

これまでにない変化が出ることがあります。

「どこが悪いのか」ではなく、

身体がどういう状態なのか

同じように顎関節の痛みで悩まれている方の、

一つの参考になれば幸いです。

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妊娠中も通院されている30代女性の症例|人生の節目と身体の変化

2026年01月13日

妊娠中も通われていたAさん(30代・臨月)の症例~長く通ってくださっているAさんについて~

たちばな堂の古井戸です。

今回は、**Aさん(30代・妊娠36週/臨月)**の症例をご紹介します。

Aさんが初めて来院されたのは、

平成29年(H29年)

当時は、まだ20代前半でした。

初診当時の主な症状

初診時は、

・肩こり

・腰痛

・膝の痛み

といった、いわゆる「よくある不調」を訴えての来院でした。

生活の変化があっても、無理なく通院

その後、

・転職

・生活リズムの変化

などがありながらも、

月に1〜2回のペースで、無理のない範囲で通院を続けてくださいました。

そしてその間に、

結婚 → 妊娠

いよいよ来月には、ママになります。

妊娠中も継続してケア

妊娠中も、体調と相談しながら

月に2回ほどのペースで来院

・肩や腰の負担

・身体の重さ

・妊娠によるバランスの変化

そういったものを、その都度整えてきました。

結果として、

妊娠期間を通して

風邪やインフルエンザにもかからず

ここまで順調に過ごされています。

妊娠中に大切にしていること

妊娠中の施術で大切にしているのは、

何かを「治す」ことではありません。

・身体が無理なく適応できること

・免疫力・生命力がきちんと働けること

その土台を整えていくことを大切にしています。

Aさんの場合も、

その積み重ねが、

大きなトラブルなくここまで来られた理由の一つだと感じています。

これからに向けて

いよいよ臨月。

まずは、無事な出産・安産を心からお祈りしています

そして次は、

産後のタイミングで、

また身体を整えていきましょう。

まとめ

長く通院されている方の身体は、

その人の人生の節目と一緒に変化していきます。

結婚、妊娠、出産。

その時々で、

身体に必要なサポートも変わります。

この仕事の良いところは、

こうして一人の方の人生の流れの中に、

ほんの一瞬でも関わらせてもらえることだと感じています。

これからも、

その時の身体に合わせたケアを

大切にしていきたいと思います。

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