「反省ばかりしてしまう…」をやめたい人へ|脳科学から見る“ダメな反省”のしくみ
2025年06月19日
脳科学から見る“ダメな反省”のメカニズム
スポーツ選手などにありがちな思考として、
「前回こうやって失敗したから、今回は気をつけなきゃ」
という“反省ベース”の行動スタート。
実は、これが脳科学的にはうまくいかないパターンだと言われています。
というのも、失敗した記憶を何度も思い返したり、
誰かに話したり、くよくよ考え込んでしまうと…
-
失敗の記憶(脳内の神経回路)に再び“通電”してしまい、
-
その記憶がますます強化され、
-
結果として「またやってしまう」確率が上がる
ということになるのだとか。
反省の“ループ地獄”に要注意!
たとえば、失敗したあとに…
-
思い出してクヨクヨする(1回)
-
誰かにグチる(2回)
-
自分の声を耳で聞く(3回)
-
相手が同情してくれる(4回)
こんなふうに、脳が何度もその記憶を再学習してしまうんですね。
つまり、「もう考えたくない」と思っているのに、
自分で自分を“失敗モード”に引き戻してしまっているというわけです。
大事なのは「一度認めて、忘れる」こと
ミスや失敗をしたときこそ、必要なのは
潔さと切り替えです。
-
自分の非を素直に認める
-
必要以上に引きずらない
-
よく眠ってリセットする
この3つができるだけでも、
次の日のパフォーマンスはぐんと変わってきます。
タモリさんの名言に学ぶ「前向き思考」
最後に、芸能界の“達人”タモリさんのこんな名言をご紹介します。
「反省はしない」
「反省ばかりしてるとバカバカしくて、これから先やっていけない」
「過去を振り返らない」
極端に聞こえるかもしれませんが、
このくらい“今を生きる”マインドがある人こそ、
長く活躍できるのかもしれませんね。
おわりに
もし最近、「反省しすぎて落ち込んでしまう」
「何をやってもうまくいかない」
そんな風に感じているなら——
ちょっと立ち止まって、「反省のしすぎ」に気づいてみてください。
心と体はつながっています。
脳が疲れていると、自然と身体も重だるく感じてきます。
今日のお話が、少しでもヒントになれば嬉しいです。
ご予約・お問い合わせはLINEから
気になる不調やご相談は、お気軽にこちらのLINEからどうぞ。
「どこに相談したらいいかわからない」そんな時こそ、たちばな堂がお力になります。
「まだ受けなくてもいいかも…」と思っている“今”が、実は最大のチャンスかもしれません。
「予防って何をすればいいの?」というご相談も大歓迎です。
まずはLINEから、お気軽にご相談くださいね。
たちばな堂は、あなたの“未来の健康”も一緒に考えます。
こちらの記事もおススメです
●万葉集に学ぶ、ことばのチカラ――「言霊の幸(さき)わう国」日本という国