言霊の幸わう国・日本|万葉集に学ぶ言葉の力と整体のつながり
2025年06月11日
万葉集に学ぶ、ことばのチカラ――「言霊の幸(さき)わう国」日本という国
こんばんは、前橋たちばな堂の古井戸です。
今回は、少し古(いにしえ)の言葉を通して、「ことば」について考えてみたいと思います。
ご紹介するのはこちらの一節。
「大和の国は言霊の幸(さき)わう国」
―― 万葉集より
これは「日本は、言葉に宿る“霊(ことだま)”の力によって幸せをもたらす国である」という意味の古い言葉です。
昔の人は、「言葉」に“魂”が宿ると信じていた
古来の日本人は、言葉をただの道具ではなく、「霊(たましい)」が宿るものだと捉えていました。
良い言葉を使えば、良いことが起こる。
反対に、悪い言葉を使えば、悪い現象が起きてしまう。
そんな「言霊信仰」が、昔から大切にされていたのです。
この「言霊の幸わう国」というフレーズは、現代でも息づいています。
たとえば、2023年8月には、あの福山雅治さんが「FUKUYAMA MASAHARU LIVE@NIPPON BUDOKAN 言霊の幸わう夏」と題した武道館公演を開催しました。(気になる方は映像化もされています。)
福山さん自身が大切にしている「ことばの力」を、音楽を通して届ける――そんな想いが込められていたのかもしれませんね。
ネガティブな言葉がもたらす“曇り”
最近はニュースやネットでも「物価の上昇」「不景気」「老後が不安」…と、マイナスな情報があふれていますよね。
そんな中で、私たちの周りにもこんな方がいるかもしれません。
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いつも愚痴ばかり言っている人
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他人の陰口や悪口ばかり言う人
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自分のことを否定するクセがある人
そういう人たちは、どこかエネルギーが下がっていたり、元気がなさそうだったりしませんか?
気づかないうちに「言葉」で運気や体調をすり減らしてしまっているのかもしれません。
普段のひと言にも“ことだま”が宿る
特別なスピリチュアルな話をしているわけではありません。
私たちが日常の中で交わす“ちょっとしたひと言”にも、たしかにエネルギーが宿っている。
それを感じる場面は、治療の現場でも少なくありません。
・誰かに「ありがとう」と伝えたとき
・自分に「よくがんばったね」と声をかけたとき
・不安な気持ちを「だいじょうぶ」と包んだとき
そうした言葉は、不思議と呼吸を深くし、身体をふっと緩めてくれることがあります。
身体の調子も、ことばで変わっていく
たちばな堂での整体は、筋肉や骨格を整えることだけが目的ではありません。
身体がゆるめば、心もゆるむ。
そして、心がゆるめば、使う言葉も自然と変わっていきます。
「痛い」「つらい」とばかり言っていた方が、
ある日「気持ちが明るくなった」と笑顔で話してくれる。
そんな場面に、私たちは何度も立ち会ってきました。
まとめ:言葉は、自分と誰かを癒すチカラ
ことばは、ただの音ではありません。
気持ちを動かし、心を整え、ときに身体にまで届くチカラを持っています。
だからこそ、大事にしていきたいですね。
まずは自分自身に向けて、やさしい言葉を。
そして、誰かの心に寄り添えるような言葉を。
きっとその「ことだま」は、静かに、でも確かに、私たちを幸せな方へ導いてくれます。
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「ずっと調子が悪いわけじゃない」と思えるだけでも、少し心がラクになるかもしれません。
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