鬼平犯科帳の名言「人間というものは…」|人も体も白黒では語れない

2026年07月15日

「人は良いことをしながら悪いこともする」|鬼平犯科帳の名言から考えること

こんにちは、たちばな堂の古井戸です。

今日は、私が昔から大好きな作品『鬼平犯科帳』の中に出てくる言葉をご紹介します。

「人間というものは、いいことをしながら悪いことをする。

悪事を働きながら、善事を楽しむ不思議ないきものさ。」

― 長谷川平蔵(鬼平犯科帳)

この言葉を初めて読んだのは20代の頃。

当時は池波正太郎さんの作品に夢中になり、『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の三大シリーズを夢中で読みました。

中でも『鬼平犯科帳』は、今でも私にとって人生のバイブルの一つです。

人は白か黒かではない

この言葉を読むたびに思うことがあります。

人は、良い人か悪い人か、そんな単純に分けられるものではないということです。

誰にでも優しい部分があり、弱い部分もあります。

時には誰かを助けることもあれば、失敗してしまうこともあります。

だからこそ、人は魅力的なのかもしれません。

勧善懲悪ではないからこそ面白い

『鬼平犯科帳』は、今でも多くのファンに愛されている作品です。

その理由の一つは、いわゆる時代劇によくある「勧善懲悪」の世界ではないことだと思います。

罪を犯した人でも、更生して平蔵に恩返しをする者がいる。

かつて盗賊だった人物が、平蔵を支える密偵として活躍する。

一方で、立派な身分の人間が欲に負けて悪事を働くこともあります。

人は単純に「善」と「悪」に分けられるものではない。

だからこそ、この作品に描かれる人間模様には深みがあり、何度読んでも引き込まれるのだと思います。

そして、この長谷川平蔵の言葉も、そんな世界観をよく表しているように感じます。

体も同じかもしれません

私は、この考え方は体にも少し似ているように感じています。

「悪いところ」だけがある体はありません。

反対に、「どこも問題がない体」もなかなかありません。

肩がつらくても、腰は元気かもしれない。

腰が痛くても、睡眠はしっかり取れているかもしれない。

体は、一つひとつの部分だけではなく、全体のバランスで成り立っています。

だから私は、症状だけを見るのではなく、その方の体全体を見ることを大切にしています。

最後に

『鬼平犯科帳』は時代小説ですが、人の本質を教えてくれる言葉がたくさんあります。

何度読み返しても、新しい気づきを与えてくれる作品です。

まだ読んだことがない方は、ぜひ一度手に取ってみてください。

きっと長谷川平蔵という人物の魅力に引き込まれると思います。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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