関節をポキポキ鳴らすのは危険!その音の正体とやめるべき理由
2025年10月14日
関節をポキポキ鳴らすのは危険です

こんにちは、たちばな堂の古井戸です。
今回は「関節を鳴らすクセ」について、少し真面目にお話してみようと思います。
その「ポキッ」という音の正体は?
無意識のうちに首や指をポキッ、腰をひねってボキッ…。
中には、何十もの関節を一気に鳴らすのがクセになっている方もいます。
この音、実は「クラッキング」と呼ばれています。
人間の関節は「関節包(かんせつほう)」という袋状の組織に包まれ、その中には“関節液”という潤滑油のような液体が満たされています。
関節を強く動かすと、その内部で一瞬だけ圧力が下がり、
関節液の中に小さな気泡(キャビティ)ができます。
そして圧力が戻る瞬間、その気泡が「パチン!」と弾ける。
これが、あのポキッという音の正体なのです。
(ちなみにこの気泡には、二酸化炭素や窒素などのガスが含まれています。)
鳴らすたびに、関節は少しずつ壊れていく
問題は、この“気泡が弾けるとき”に発生する衝撃波。
これを専門的にはキャビテーション・エロージョンといいます。
一瞬にして1平方センチあたり約1トンもの圧力が発生し、
関節の表面に“削り傷”のようなダメージを与えるのです。
船のプロペラが海中の気泡でボロボロになる現象と同じ。
関節も、鳴らすたびに少しずつ侵食されていきます。
最初は何ともなくても、続けていると…
関節がゆるくなり(ルーズニング)、
少し動かすだけでもポキポキ鳴るようになってしまいます。
それを繰り返すうちに関節面が変形し、
最終的には「変形性関節症」や「頚椎症性脊髄症」などの病気につながることもあります。
関節を鳴らすクセがもたらす症状
・首や肩の痛み、こり
・頭痛やめまい
・手のしびれ
・熱感
・靭帯や神経の骨化
・脳卒中のリスク
首だけでなく、腰・指・膝など、どの関節でも起こり得ます。
「鳴らすとスッキリする」という感覚は、実は“破壊のサイン”かもしれません。
関節を守るためにできること
-
無理に動かさないこと
可動域を超えて関節を引っ張ると、キャビテーションが起こります。 -
筋肉をゆるめる
筋肉のこわばりが取れると、関節を鳴らしたい衝動が減ります。 -
信頼できる整体院を選ぶ
「バキバキ鳴らす施術」は避けてください。
たちばな堂では、**脳脊髄液調整法(CSFプラクティス)**を用いて、やさしく体を整えています。
まとめ
「関節を鳴らすとスッキリする」は一瞬の快感。
でも、その代償は関節の破壊と将来の痛みです。
関節を守るためには、
「鳴らさない」「ゆるめる」「整える」。
たちばな堂では、無理な力を使わず、自然な回復力を引き出す施術でサポートしています。
関節の違和感やクセが気になる方は、どうぞお気軽にご相談ください。
ご予約・お問い合わせはLINEから
気になる不調やご相談は、お気軽にこちらのLINEからどうぞ。
「どこに相談したらいいかわからない」そんな時こそ、たちばな堂がお力になります。
「まだ大丈夫かな…」と思っている“今”が、実は最大のチャンスかもしれません。
「ずっと調子が悪いわけじゃない」と思えるだけでも、少し心がラクになるかもしれません。
気になる不調がある方は、いつでもお気軽にご相談ください。










