寒波で不調が増える理由|冷え・自律神経・腎臓と自然治癒力の関係

2026年01月24日

寒波で不調が増える理由|冷え・自律神経・腎臓の深い関係

はじめに

たちばな堂の古井戸です。

ここ最近の寒波で、

「とにかく寒いですね…」

「身体に力が入って抜けないんです」

「足先が冷えて眠れません」

そんな声をよく聞くようになりました。

寒さというのは、ただ気温が下がるだけではなく、

身体にとっては大きなストレス刺激でもあります。

実はこの時期の不調のベースには、

免疫力・生命力=自然治癒力の低下が関係しています。

 まずベースは自然治癒力の低下

身体は本来、

多少の寒さや疲れがあっても自分で回復する力を持っています。

ところが、

  • 忙しさ

  • 睡眠不足

  • 食生活の乱れ

  • 気温差

などが重なると、

免疫力・生命力(自然治癒力)が少しずつ落ちていきます。

その状態で寒波が来ると、

身体は「守らなきゃ」と過剰に反応し、

不調が出やすくなります。

 自律神経は気温の変化にとても敏感

自律神経は、

  • 体温調節

  • 血流調整

  • 内臓の働き

をコントロールしています。

寒くなると交感神経が優位になり、

  • 血管が収縮

  • 筋肉が緊張

  • 呼吸が浅くなる

という“防御モード”に入ります。

これが一時的なら問題ありませんが、

寒波が続くと切り替えがうまくいかなくなり、

  • 肩こり

  • 腰痛

  • 眠りが浅い

  • 疲れが抜けない

といった症状につながっていきます。

寒さの影響を強く受ける「腎臓」

内臓の中でも、寒さの影響を特に受けやすいのが腎臓です。

腎臓は、

  • 身体の土台

  • 回復力

  • 体の歪みの元

に深く関係しています。

また、代表的なインナーマッスルである

腸腰筋とも関係しているため、

腎臓が弱ると姿勢や動きにも影響が出やすくなります。

寒さや疲労で腎臓の機能が落ちると、

身体はうまく熱を保てなくなります。

腎臓が関係する不調も増えやすい時期です

寒さの影響を受けやすい内臓が腎臓だとお話しましたが、

この時期は腎臓由来の症状も増えやすくなります。

腎臓は、身体の土台となる臓器で、

姿勢や回復力、体温調節にも関係しています。

腎臓の働きが落ちると、

  • 腰痛

  • 冷え

  • むくみ

  • 偏頭痛

  • 顎関節症

  • 唇の荒れ

  • 目がショボショボする

といった症状が出やすくなります。

これらは、

「年齢のせい」「体質だから」と思われがちですが、

実は内臓の疲れが表面化しているサインの場合も少なくありません。

寒い時期ほど、

身体の外だけでなく、

中の疲れにも目を向けてみてくださいね。

足先が冷える本当の理由

腎臓が機能低下し、

中で軽い炎症状態を起こしていると、

身体は末端から熱を逃がそうとします。

その結果、

  • 足先が冷える

  • 手が冷たい

  • 下半身が冷えやすい

といった状態になります。

「冷え=血行が悪い」だけではなく、

内臓の疲れが冷えとして表に出ているケースも多いのです。

冷えが続くと起こること

冷えが続くと、

  • 筋肉がゆるまらない

  • 血流が悪くなる

  • 回復力が落ちる

という悪循環に入ります。

その結果、

  • 肩こり

  • 腰痛

  • 膝の痛み

  • 寝ても疲れが取れない

といった症状として表面化していきます。

寒波の時期の養生ポイント

この時期に大切なのは、

「頑張る」より「守る」意識です。

  • 無理をしすぎない

  • 早めに休む

  • 身体を冷やさない

  • よく噛んで食べる

  • 深い呼吸を意識する

特別なことよりも、

身体を回復しやすい環境に戻すことが大切です。

まとめ

寒波の不調のベースには、

免疫力・生命力(自然治癒力)の低下があります。

そこに寒さという刺激が加わることで、

自律神経が緊張し、

腎臓を中心に内臓が影響を受け、

冷えや痛みとして表に出てきます。

寒い時期ほど、

「治す」よりも「整える」意識を大切にしてみてくださいね。

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大寒と土用の養生|季節の変わり目に体調を崩しやすい理由とは?

2026年01月20日

大寒と冬の土用の時期は、無理をしない養生を

大寒とは?

たちばな堂の古井戸です。

1月下旬は、二十四節気でいう「大寒(だいかん)」。

一年の中で、もっとも寒さが厳しくなる時期です。

寒さが強くなると、

身体は無意識に力を入れて守ろうとします。

その結果、

肩こり・腰痛・冷え・眠りの浅さなどが

表に出やすくなります。

さらに重なる「冬の土用」の期間

この時期は、

**年に4回ある「土用」**の期間とも重なります。

今冬の土用は

1月17日〜2月3日まで。

今年(2026年)の立春は2月4日のため、

冬の土用は、まさに寒さの底にあたる時期です。

土用は、

季節の変わり目にあたる調整期間

身体も次の季節に向かう準備をしているため、

負担がかかりやすく、

不調が出やすいタイミングでもあります。

冷えは、身体を固めます

寒さが続くと、

・筋肉がこわばる

・血流が落ちる

・呼吸が浅くなる

といった反応が起こります。

冷えは、

ただ寒いだけでなく、

身体を緊張させ、回復力を使いにくくする刺激

でもあります。

大寒・土用の時期の養生ポイント

この時期に大切なのは、

何か特別なことを頑張ることではありません。

・身体を冷やさない

・食べ過ぎない

・よく噛んで食べる

・早めに休む

といった、

基本を丁寧にすることが何よりの養生です。

土用は季節のバトンタッチ期間

土用は、

次の季節へ向かうためのバトンタッチ期間であり、

身体にとっての準備期間でもあります。

それぞれの季節の特徴がいちばん強く現れながら、

同時に、次の季節の気配を感じ始める時期でもあります。

たとえば、

夏の土用は、

暑さのピークを迎えながら、

少しずつ涼しさへの対応が始まる時期。

冬の土用は、

寒さが深まる一方で、

身体は次の「暖かさ」へ向かう準備を始めています。

つまり土用は、

今の季節に耐えながら、

次の季節に適応するための切り替え期間なのです。

この時期は、

身体も心も負担がかかりやすいため、

無理をせず、整える意識がとても大切になります。

温めればいい、わけでもありません

「冷えたら温めればいい」と思いがちですが、

実は、温めること自体も刺激になります。

元気なときには心地よい刺激でも、

疲れているときには、

かえってくたびれてしまうこともあります。

大寒と土用が重なるこの時期は、

温めすぎず、動きすぎず、

静かに整える
ことがポイントです。

身体の声が出やすい時期

大寒・土用の時期は、

「なんとなく調子が悪い」

「疲れが抜けない」

「違和感が気になる」

そんな感覚が出やすくなります。

それは、

身体が弱っているというより、

調整しようとしているサインかもしれません。

まとめ

一年で最も寒さが厳しく、

季節の切り替わりでもあるこの時期。

無理に頑張るよりも、

ペースを落として身体をいたわることが、

結果的に回復につながります。

大寒と冬の土用を、

ご自身の身体と向き合う

良いタイミングとして過ごしてみてくださいね。

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2年間続いた顎関節の痛みの症例|腎臓と身体の歪みから考える

2026年01月15日

2年間続いていた顎関節の痛みの症例~Iさん(30代女性)~

たちばな堂の古井戸です。

今回は、2年間続いていた顎関節の痛みで来院された

**Iさん(30代女性)**の症例をご紹介します。

 

来院のきっかけ

Iさんの主訴は、顎関節の痛みでした。

・起きている間は常に痛む

・楽な時間がほとんどない

という状態が、約2年間続いていたそうです。

「今度こそ、徹底的に治したい」

そんな強い思いを持って来院されました。

 

これまでの経過

これまでに、

・鍼灸院を2か所

・歯科医院を2か所(マウスピース作成)

と、できることは一通り試されてきましたが、

はっきりとした改善は見られなかったとのこと。

あまりにも症状が変わらないため、

「これ以上変わらなければ、心療内科を紹介します」

と言われたこともあったそうです。

 

顎関節の痛みを別の視点で見てみると

顎関節症というと、

噛み合わせや歯の問題として考えられることが多いのですが、

内臓体壁反射の視点で見ると、

顎関節は「腎臓」との関係が深い部位でもあります。

腎臓は、

代表的なインナーマッスルである**「腸腰筋」**と関係するため、

身体の歪みをもっとも作り出しやすい臓器の一つです。

その腎臓の働きが落ちてくる背景には、

必ず免疫力・生命力の低下があります。

Iさんの場合も、

顎だけの問題というより、

身体全体の回復力が落ち、

力が抜けにくい状態が続いていた印象でした。

 

初診時に感じた身体の状態

初診時は、

・全身の緊張が非常に強い

・呼吸が浅く、身体が休まらない

といった状態でした。

顎関節だけを調整しても、

なかなか変化が出にくい状態だったと感じています。

 

施術後の変化

当院で施術を受けたあと、

Iさんは、

「今までにない軽さです」

と話してくださいました。

2年間、常に痛みを感じていた中で、

この「軽さ」は、

ご本人にとっても大きな変化だったようです。

顎を無理にどうこうするというよりも、

免疫力・生命力が働きやすい状態を整えた結果として、

顎への負担が軽くなった


という印象でした。

 

今回の症例から

長期間続く顎関節の痛みは、

・顎そのものの問題

・噛み合わせの問題

・精神的なもの

と片付けられてしまうこともあります。

しかし実際には、

身体の回復力の低下が、

結果として顎関節に出ている


ケースもあります。

 

まとめ

2年間続いていた症状でも、

身体の状態が変わることで、

これまでにない変化が出ることがあります。

「どこが悪いのか」ではなく、

身体がどういう状態なのか

同じように顎関節の痛みで悩まれている方の、

一つの参考になれば幸いです。

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