お尻の痛みは胃の疲れ?施術で整えたうえで「よく噛む」を意識した50代女性のケース

2025年12月24日

よく噛めないだけで、身体はこんなに頑張っている

こんにちは、前橋の整体、たちばな堂の古井戸です。

日々の施術の中で、「そんなことが関係しているんですね」と驚かれることがあります。

今回は、臀部(お尻)の痛みを訴えて来院された50代女性・Aさんのケースをご紹介します。

臀部の痛みを訴えていたAさんのケース

前回の施術時、50代女性のAさんが「お尻のあたりが痛いんです」と訴えておられました。

お体を触診していくと、特に緊張が強く出ていたのは中臀筋(ちゅうでんきん)でした。

場所だけを見ると「腰のせいかな?」「股関節から来ているのかな?」と思われがちですが、内臓体壁反射の視点で見ると、中臀筋は“胃”と関係の深い筋肉でもあります。

「何か出来ることはありますか?」と聞かれて

施術後、Aさんから「日常生活で何か出来ることはありますか?」とご質問をいただきました。

正直なところ、私は「あれはダメ」「これは控えてください」といった制限だらけのアドバイスはあまり好きではありません。

そこでお伝えしたのは、とてもシンプルなことでした。

「普段よりも“気持ち程度”でいいので、食事はよく噛んでみてくださいね」

お伝えしたのは、それだけです。

次の来院時、うれしい一言と「追加の情報」

そして今回の来院時、Aさんは開口一番、こう仰ってくださいました。

「前回の症状、おかげさまで良くなりました!」

実はそのあと、さらに興味深いお話を聞くことができたのです。

Aさんは前回の来院時、ちょうど歯医者さんで治療中だったとのこと。その影響で、 ・いつものようによく噛めない ・無意識に早食いになっていた

という状態が続いていたそうです。

「だから胃に負担がかかっていたんですかねぇ……」と、Aさんご自身もすごく納得されたご様子でした。

身体は、ちゃんとつながっている

今回のケースは、まさに身体のつながりを示しています。

「歯の治療(噛みにくさ)」
 ↓ 
「無意識の早食い・咀嚼不足」
 ↓
「胃への負担」
 ↓
「中臀筋の緊張(内臓体壁反射)」
 ↓
「お尻(臀部)の痛み」

どこか一部分だけが悪いというよりも、身体が全体として一生懸命バランスを取ろうと頑張りすぎていた、そんな印象でした。

たちばな堂が大切にしていること

たちばな堂では、「これをやれば治る」「これをやめれば良くなる」という極端な考え方はしていません。

ほんの少し身体の負担を減らしてあげること。そして、身体が回復しやすい環境を整えてあげること。

その積み重ねが、結果として症状の改善につながっていくと考えています。

まとめ|不調は身体からの小さなサイン
  • 痛みが出ている場所=原因とは限らない
  • 日常のちょっとした変化(歯の治療など)が内臓に負担をかけることもある
  • 無理な制限より、「身体の状態に気づいて優しくケアすること」が大切

もし「なんとなく調子が悪い」「原因がよく分からない不調」が続いているようでしたら、それは身体からのメッセージかもしれません。

そんなときは、一度ゆっくり身体を整えてみてくださいね。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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風邪のときお風呂に入っていい?入浴は回復ではなく刺激という考え方

2025年12月23日

風邪のとき、お風呂に入っていい?たちばな堂の考え方

こんにちは、前橋の整体、たちばな堂の古井戸です。

風邪を引いたとき、「お風呂は入らないほうがいい」「いや、温まったほうがいい」と、どちらの話も聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。

最近では「条件が合えば入浴は回復を助ける」という考え方も紹介されていますが、たちばな堂では、もう少し違う視点を大切にしています。

昔は「ダメ」と言われていた理由

以前は、「風邪のときは入浴しないほうがいい」とよく言われていました。

これは入浴そのものが悪かったというより、当時の住宅環境ではあちこちから隙間風が入り、入浴後に湯冷めしやすかったことが大きな理由だったと考えられています。

現在は住宅の断熱性能も上がり、湯冷めのリスク自体は減っていますが、それでも「誰でも・いつでも入っていい」というわけではありません。

入浴は「回復」ではなく「刺激」です

そもそも、入浴は「温熱刺激」です。

体を温めて血流を良くする一方で、体温調節や自律神経をフル働かせる、れっきとしたエネルギー消費(刺激)でもあります。

そのため、たちばな堂では「入浴そのものが直接体を回復させるわけではない」と考えています。

入浴が役に立つのは「体が元気なとき」

体が元気なときであれば、入浴という刺激によって心地よい疲労感を得ることができます。

すると、

・寝つきがよくなる
・深く眠れる
・睡眠の質が上がる

といった良い変化が起こりやすくなります。そして、「よく眠れた結果として、翌日になって回復する」というのが本来の流れです。

つまり、

✕「入浴」→「回復」
〇「入浴」→「心地よい疲労」→「良い睡眠」→「翌日の回復」

という順番になります。

だからこそ、風邪のときは注意が必要

風邪を引いているときは、すでに体がウイルスと必死に戦っており、免疫力や生命力(回復力)が落ちている状態です。

その状態で入浴という「刺激」をさらに加えてしまうと、心地よい疲労ではなく、ただの「消耗」になってしまうことがあります。

・入浴後にぐったりしてしまう
・夜中に目が覚めて眠りが浅くなる
・翌朝、余計にだるさが残る

といった状態になりやすく、結果的に回復を遅らせてしまうこともあるのです。

こんなときは入浴を控えましょう

次のような状態が見られるときは、入浴を控えてゆっくり休むことをおすすめします。

・発熱がある(目安は37.5℃以上)
・強いだるさや頭痛がある
・「なんとなく調子が悪い」と感じる

この「なんとなく変だな、しんどいな」という感覚は、体からの大切なサインです。無理に入浴せず、横になって体を休ませる判断も立派な養生ですよ。

どうしても入浴するなら「負担を最小限に」

「熱もなく、そこまできつくないけれどサッパリしたい」という場合に入浴するなら、以下のポイントを意識してみてください。

38〜40℃くらいのぬるめのお湯にする
5分程度の短時間で済ませる
・上がった後は水分補給をし、体を冷やさず早めに休む

「熱いお湯に入って汗をかけば治る」という考え方は、体をさらに消耗させてしまうことがあるので注意しましょう。

まとめ|体の回復の主役は、いつでも「睡眠」です

体を回復させる本当の主役は、お風呂でも薬でもなく、「質の良い睡眠」です。

入浴は、その睡眠をサポートするための道具(刺激)に過ぎません。体が元気なときに上手に使えば十分です。

風邪を引いているときは、何か新しいことを足すよりも、「これ以上体をくたびれさせないこと」を一番に考えてあげてくださいね。

たちばな堂では、症状そのものを抑え込むこと以上に、体が本来持っている「回復力」を発揮できる環境づくりを大切にしています。

迷ったときは無理をせず、ご自身の体の声を優先してあげてください。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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年末に食べ過ぎ・飲み過ぎると体調を崩す理由|腰痛や肩こりの意外な原因

2025年12月18日

年末に食べ過ぎ・飲み過ぎると体調を崩しやすいのはなぜ?|前橋の整体たちばな堂

こんにちは、前橋の整体、たちばな堂の古井戸です。

年末になると、

・食べ過ぎたあとに体が重い
・飲み会が続くと腰や肩がつらい
・風邪でもないのに、なんとなく調子が悪い

そんな声をよく耳にします。

「年末で忙しいから仕方ない」と思われがちですが、実はそこには、体の中で起きているはっきりとした理由があります。

一般的にはこう考えられています

食べ過ぎ・飲み過ぎによる不調は、

・胃腸に負担がかかる
・肝臓が疲れる
・だから胃薬や整腸剤を飲み、休肝日をとる

といった説明が一般的です。もちろん、これも決して間違いではありません。

ただ、それだけでは説明しきれない身体の不調があるのも事実です。

年末は「回復力」が落ちやすい時期です

年末は仕事や行事で忙しくなり、飲み会や食事会も増えていきます。

すると、

・寝る時間が少しずつ遅くなる
・睡眠時間が短くなる
・自律神経が乱れやすくなる

こうした状態が重なり、免疫力や生命力(回復力)が、知らないうちに低下していきます。

たった一晩の寝不足なら問題なくても、それが何日も続くと、体は回復しきれなくなってしまうのです。

内臓の疲れが、体の表面にあらわれる仕組み

回復力が十分にあるときは、多少の食べ過ぎや飲み過ぎがあっても、体はうまく消化・処理してくれます。

しかし、回復力が落ちている状態で消化器に負担がかかると、話は変わってきます。

内臓の疲れが表面化し、その反射として特定の筋肉が緊張して、腰痛や肩こりなどの症状としてあらわれる。この仕組みを「内臓体壁反射(ないぞうたいへきはんしゃ)」と呼びます。

消化器系と筋肉の意外な関係

内臓体壁反射の視点で見ると、消化器の状態と筋肉には、例えば次のような関係があります。

の調子が落ちると → 中臀筋・肩甲挙筋・大胸筋(鎖骨部)が緊張しやすくなります

十二指腸が疲れると → ハムストリングスや腹直筋が硬くなりやすくなります

肝臓に負担がかかると → 大胸筋(胸肋部)・大腿四頭筋・菱形筋に影響が出やすくなります

膵臓が疲れていると → 広背筋が強く緊張し、ぎっくり腰の引き金になることもあります

「食べ過ぎただけなのに腰が痛い」「飲み会が続くと肩や背中がつらい」という症状も、こうした内臓の疲れが関係しているケースは少なくありません。

痛い場所だけの問題ではないという視点

このように考えると、腰痛や肩こりは単なる筋肉だけの問題ではなく、

・内臓の疲れ
・回復力の低下
・神経の緊張

これらが重なって表に出てきた結果と言えます。だからこそ、痛みのある場所を揉むだけのマッサージでは、すぐ元に戻ってしまうということが起こりやすいのです。

まとめ|年末の不調は体からのサイン

年末に起こる不調は、体が弱いからでも、気合が足りないからでもありません。

回復力が落ちた状態で内臓に負担がかかり、その影響が体の表面にあらわれているだけなのです。

たちばな堂では、「痛みのある場所だけを見るのではなく、なぜ今その症状が出ているのか」という視点を大切にしています。

年末の不調は、一度立ち止まって体を立て直すための大切なサインです。

無理を重ねず、ご自身の体を優しく整えるきっかけとして受け取ってみてくださいね。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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