「自律神経」って何をしているの?役割と乱れる原因をやさしく解説|前橋・たちばな堂
2026年07月25日
「自律神経」って何をしているの?|よく聞く言葉をやさしく解説します
こんにちは、たちばな堂の古井戸です。
患者さんとお話をしていると、
「先生、自律神経ってよく聞くけど、実はよく分からないんです。」
と言われることがあります。
テレビや雑誌、インターネットでも「自律神経」という言葉を目にする機会は増えました。
でも、「具体的に何をしているの?」と聞かれると、意外と説明できない方も多いのではないでしょうか。
今日は、自律神経についてできるだけ分かりやすくお話ししたいと思います。
自律神経は24時間働き続けています
私たちは寝ている間も心臓が止まることはありません。
呼吸も続いていますし、食べたものは消化・吸収され、体温も一定に保たれています。
これらは、自分で意識して行っているわけではありません。
こうした生命活動を24時間休むことなくコントロールしているのが、自律神経です。
例えば、
- 呼吸
- 心拍
- 血圧
- 体温調節
- 消化・吸収
- 発汗
- 血液循環
など、生きていくために欠かせない働きを自動で調節しています。
まさに「縁の下の力持ち」といえる存在ですね。
自律神経には2つの役割があります
自律神経は、大きく分けると交感神経と副交感神経の2つから成り立っています。
交感神経は、活動するときに働く神経です。
仕事をするとき、運動をするとき、緊張するときなどは、交感神経が優位になります。
一方、副交感神経は休息や回復を担当しています。
眠るとき、食事をするとき、リラックスしているときには、副交感神経が優位になります。
「アクセル」と「ブレーキ」のような関係
よく、自律神経は車に例えられます。
交感神経はアクセル。
副交感神経はブレーキ。
どちらか一方だけが大切なのではありません。
走るためにはアクセルが必要ですし、安全に止まるためにはブレーキも必要です。
健康な状態とは、この2つが状況に応じて上手に切り替わっている状態なんです。
自律神経の「司令塔」は脳にあります
では、この自律神経は、いったい誰がコントロールしているのでしょうか。
その司令塔となっているのが、**脳の中心部にある「間脳」の中の「視床下部(ししょうかぶ)」**です。
視床下部は、脳幹や下垂体とも連携しながら、
- 呼吸
- 体温
- 血圧
- 睡眠
- 食欲
- ホルモン分泌
- 自律神経
など、生きていくために欠かせない働きを24時間休むことなくコントロールしています。
つまり、自律神経だけが単独で働いているわけではなく、脳全体の働きの一部なんですね。
「自律神経を整える」よりも大切なこと
最近は「自律神経を整えましょう」という言葉をよく耳にします。
もちろん、その考え方自体は間違いではありません。
ただ私は、本当に大切なのは自律神経だけを何とかしようとすることではないと思っています。
司令塔である脳が本来の働きを発揮できれば、自律神経は必要に応じて交感神経と副交感神経を自然に切り替えています。
つまり、
「自律神経のバランスを整える」ことが目的なのではなく、司令塔である脳が本来の働きを発揮できる状態をつくること。
その結果として、自律神経も自然とバランスを取り戻していく。
これが、たちばな堂の考え方です。
バランスが崩れると不調が現れます
ところが、忙しさやストレス、睡眠不足などが続くと、脳にも大きな負担がかかります。
すると、自律神経の切り替えもうまくいかなくなり、
- 疲れが抜けない
- よく眠れない
- 肩や首がこる
- めまい
- 動悸
- 胃腸の調子が悪い
といった、さまざまな不調として現れることがあります。
病院で検査をしても「異常なし」と言われることが多いのも、このようなケースでは珍しくありません。
たちばな堂が大切にしていること
たちばな堂では、痛みや症状だけを見るのではなく、体液の循環を整え、脳が本来の働きを発揮しやすい環境をつくることを大切にしています。
すると、その結果として自律神経も本来のリズムを取り戻しやすくなり、体が持っている自然治癒力も発揮されやすくなります。
私は施術で体を「治す」のではなく、体が自ら回復しやすい状態をつくるお手伝いをしているに過ぎません。
最後に
自律神経は、私たちが生きていくために24時間働き続けている、とても大切な仕組みです。
だからこそ、頑張り続けるだけではなく、しっかり休み、眠り、体を整える時間も必要です。
司令塔である脳が元気に働ける環境をつくること。
それが結果として、自律神経の働きを支え、毎日を元気に過ごすことにつながっていくのだと思います。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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