ストレスのちょっと間違った認識

2023年03月11日

ストレスのちょっと間違った認識

こんにちわ、たちばな堂の古井戸です。

さて、今日は″ストレス”のお話しを少ししたいと思います。

今はどこか具合が悪いと、何かと「原因はストレスですねー」と言われますが、本来のストレスとはちょっと意味が違うんですね。

今では一般化しているストレスという言葉ですが、元々はカナダの生理学者のハンス・セリエの唱えた「ストレス学説」からきてます。

セリエは「有害な因子によって体に生じた歪み(ひずみ)と、それに対する防衛(適応)反応を生体内の歪みの状態」のことをストレスと呼びました。

少し噛み砕いてみるとストレス=「外からの刺激に対して、身体が変化し疲労して劣化していくこと」です。

ストレスを生む因子=ストレッサ―

ストレスを生む因子のことをストレッサ―と呼んで分類したのもセリエです。

[ストレッサ―の分類]

1.物理的ストレッサー
→温度、光、騒音、混雑など

2.化学的ストレッサー
→排気ガス、薬物、酒、タバコなど

3.生物学的ストレッサー
→細菌やウイルスなどの病原菌によるもの

4.精神的ストレッサー
→怒り、喜び、悲しみなど

現在ではストレス=4の精神的ストレッサーのことを指すことが多いような気がしますが、本来はこれらの中の一つに過ぎなかったということです。

ストレス=精神的なストレス?

いつの間にか「ストレス=精神的なストレスのこと」として、ある意味間違って広まってしまったわけです。

その結果、現在では、何でもかんでも精神的ストレスが原因のように言われています。

でも、本来は…

・精神の働きを担当する→大脳の仕事
・生きることに必要な自律神経を担当する→脳幹の仕事

間違いという理由は、この2つはちゃんと役割分担されていて、大脳から独立しているのが自律神経です。

なので、順番としては…

自律神経の働きが低下
  ↓
大脳が疲労する
  ↓
大脳の精神を司る場所に老廃物が溜まる

  ↓
精神的ストレスが溜まっていると言われる状態

が正しいわけです。

精神的ストレスなどという物体は存在しません。

それなのにストレスが溜まるという表現があたりまえになってしまっています。

本来、人間の脳は、自律神経中枢がちゃんと働いていて、かつ睡眠による休息がちゃんと取れていれば、回復出来るようになっています。

でも、自律神経の働きが低下してしまっている場合は、自律神経の機能を上げて、元気な状態にする必要があります。

じゃ、どうすれば元気に出来るのか?そんな方法があるのか?

それは体の水分(体液)の循環を改善する施術を受け、生命力・免疫力を高めていけば自ずと上がっていきますよ~

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。それではまた!

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