「エアコンを適切に使用しましょう!」と言うけれど…
2023年08月31日
「エアコンを適切に使用しましょう」と言うけれど…
こんにちは、たちばな堂の古井戸です。
今年の夏は本当に暑いですね。
1か月予報を見ても、まだまだ残暑が続きそうです。
今回は夏になるとよく聞かれる「エアコンを適切に使用して…」ということに関して解説します。
本当の脳と身体の活動の適温とは?
環境省によると、室温の目安は夏28℃、冬20℃が推奨されています。これがいつの間にか「設定温度28℃」というのが一人歩きして、今に至っているように思います。
ですが、脳と体を守っていくには夏の室温28℃でも不十分です。
夏冬に関係なく、脳と体が活動しやすい適温は18℃~22℃が良いです。
体を回復させる唯一の手段は睡眠です。
最近はエンゼルスの大谷選手もリカバリーという言葉をよく使っていますね。
良質な睡眠のために大事なのは寝室の温度です。
それも一般的に考えられているよりももっと低くしないとダメです。
アメリカの睡眠の専門家である、クリストファー・ウィンター医師(ヴァージニア州:シャーロッツヴィル・ニューロロジー&スリープ・メディシン)は快眠に最適な温度はおよそ15.5℃〜19.5℃と言っています。
また、24℃以上か12℃以下だと、一晩中安定して眠るのが難しいそうです。
これは夏に限ったことではなく、一年中通してこの寝室温が良いということ。
特に暑い時期に一般的にやられているのが…
・設定温度27℃~28℃
・2時間ほどでタイマーオフ
・半袖やノースリーブに短パン
・薄い肌掛けやタオルケットをお腹だけに掛けて
こんな風に寝ている方がほとんどだと思います。
でも身体や脳の回復のためには、寝る部屋の室温を20℃前後に調整して、長袖・長ズボンのパジャマを着て、冬と同じ布団を首までかけて眠ることです。
24℃以上になると寝汗をかきます。
寝汗をかいてる状態は身体が活動しているということを示します。
睡眠の一番の目的は身体(脳)の機能を回復させることですから活動させてはいけません。
外気温25℃以上は熱帯夜と言われますよね?みんな熱帯夜の室温にして寝てる人が多いんですね。
ぜひ参考にしてくださいね。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。