産後の手首の痛み(腱鞘炎 ド・ケルバン病)
2025年06月20日
【産後の腱鞘炎・手首の痛み】実は「横隔膜の疲れ」と関係しているかもしれません
こんにちは、たちばな堂の古井戸です。
産後のママさんのお悩みで、非常によくご相談いただくのが「手首の痛み」です。
赤ちゃんを抱っこしているとき、オムツを替えるとき、ちょっとした動作で「ズキッ」と痛む…
整形外科を受診すると、「腱鞘炎」や「ド・ケルバン病」と診断されることも多く、湿布や痛み止め、ストレッチの指導などで様子を見るように言われるケースがほとんどです。
しかし、当院に来られる方の中には、それらの対処法ではなかなか改善しなかった…という方も多くいらっしゃいます。
手首の痛みは「横隔膜の疲労」が原因のことも
長年、産後の手首の痛みを診てきた中でわかってきたことがあります。
それは、手首の痛みの原因が“使いすぎ”だけではないということ。
実は、「横隔膜」の働きが低下することで手首に痛みが出ているというケースが少なくないのです。
このメカニズムは「内臓体壁反射」と呼ばれ、
内臓(=体の中)の不調が、筋肉や関節(=体の外)に影響するという現象です。
手首そのものに問題があるように見えても、実際は体の中に“隠れた根本原因”があるのです。
なぜ産後に横隔膜や内臓が疲れるの?
答えはシンプルで、産後は「生命力」と「免疫力」が低下しやすい時期だからです。
その背景にあるのが、慢性的な睡眠不足です。
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夜中の授乳
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頻繁な起き上がり
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緊張しっぱなしの毎日
こうした日々の積み重ねによって、自律神経も疲れ、回復力(=生命力&免疫力)が落ちてしまうのです。
その結果、横隔膜や心臓まわりの機能も低下し、
関連する筋肉や腱に負担がかかって、手首の痛みとなって現れるのです。
痛みは「がんばっている証拠」だけど…
この手首の痛みは、決して一生続くものではありません。
でも、「そのうち治るかも」と放っておくと、痛みが慢性化したり、抱っこがつらくなったり、
「子育てが苦しい…」という悪循環に入ってしまうこともあります。
だからこそ大切なのは、早めにケアしてあげること。
横隔膜や内臓機能の疲れを整え、回復力を高めることで、痛みも軽くなっていきます。
おわりに|「痛みは、体の声」
手首の痛みは、がんばりすぎているあなたの体が出しているサインかもしれません。
ママ自身が笑顔でいられることが、赤ちゃんにとってもいちばんの安心です。
「こんな症状でも相談していいのかな?」
「整体で改善するの?」
そんなふうに迷われている方こそ、ぜひ一度たちばな堂にご相談ください。
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